Diary(想い出の記録)   Vol.13(2)
 <2011年11月〜
 
瀬戸内海を見ながら高知、香川・小豆島を巡る旅・その他
 桂浜を見たあと、坂本龍馬記念館へ。
 記念館には龍馬ゆかりの品々が展示されていて、家族思
いの龍馬にとって一つの心の支えとなった姉・乙女との手紙も
あった。なかでも手に負った傷を癒すため、お龍さんと新婚旅
行で鹿児島・霧島に来た時に使われた品々が目を見張る
ようだった。
 記念館の玄関先の龍馬像とツーショット(写真右)
 日本や海外の美術館でモネやゴッホなど、印象派・ポスト印象派の絵画を見に美術館巡りをするのが
好きな私にとって感慨深いものがあった。
 自然と光を睡蓮に託し、描き続けたモネの86年の人生を改めてうかがい知る旅だった。
 三谷様とモネの庭を散策中。(写真左上)案内して下さり、最高のひとときを過ごさせて頂い
た三谷様に感謝!

坂本龍馬の銅像の下で
 公園内の大きな湖も印象的だったが、バックの山を取り入れた造りも
見事だった。
 春には桜、秋には紅葉とめぐる季節の移り変わりを楽しめるような作り
になっていた。父も大満足しながら見入っていた。

  
 私たち家族の長年抱いていた宿題が実現!!まさにその瞬間だった。高知と小豆島(香川)が私の目
にどんなふうに映ったのか、写真も入れながら書いてみようと思う。
坂本龍馬記念館にて
 参加者の約半数100名以上の方々が書いて下さったという。
 
 * 「ご両親に愛情いっぱい注がれ、ご自身も努力され、いい人生を過ごしておられ感動です」

 * 「直接お話が聞けて大変嬉しく感動しました」

 * 「人に伝えたい思いをたくさん感じ取らせる事が大事という言葉を大切にしたいと思います」

 * 「子育ての基本を教えてもらいました。感激です。」

 * 「悩みながら子育てをしていますが、明るい光が見えたように思います。」

 * 「綾さんの文には、心の温かさを感じました。頑張って下さい」

 * 「本物の綾さん、お父さんお母さんに高知にいながらにしてお会いできて幸せです。生きるヒントを頂
きました」など、たくさんのお心のこもったアンケートだった。

 また、「人権開発センターからもすばらしい講演会だったと言って頂きました」というメールを矢野様から届
いた。

 夜は実行委員の皆様との楽しい交流会。矢野様をはじめJDS高知支部の実行委員の皆様に感謝
!!
 私の英語朗読にバイオリンでコラボレーションして下さった山崎ちひろ様に感謝!!

 
 私はもちろん、家族三人の長年の宿題を果たすことができた。
 実際に行って庭を見ると、オルセー美術館やマルモッタン美術館で見た睡蓮の絵そのものだった。

   
  講演会後、橋本先生と講演会実行委員の方々とうどんすきのお店で交流会。とてもおいしかった。
 (^^)
  そのあと、ホテルクレメントに送って下さった。
桂浜公園にて
 栗林公園からちょっと一旦橋本先生のご自宅に寄り、車を置いて若本俊雄写真館へ。
 若本さんは白鳥の美しくも力強く羽ばたく姿に魅了され、家族愛の強い白鳥を最期まで厳冬の猪
苗代湖に追い求めた写真家で、自らもがんに侵されながら、24歳という若さで亡くなるまで撮り続け
たそうだ。
 今、私が絵本作りで手掛けているThe Silver Swan(シルバースワン)ー銀の白鳥ーを重ね
合わせながらビデオや写真に見入った。忙しくなければ、また絵本作りを再開したい気持ちになった。3
・11の「銀の白鳥」の詩もこの後に完成した。
 一昨年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」をテレビで見ていて、桂浜や坂本龍馬
記念館に一度行ってみたいと思っていた。一つ夢を実現することができた。
 桂浜公園内の坂本龍馬像も印象的だったが、桂浜は偉大な龍馬を生み
出しただけあって広々として雄大だった。海岸べりの遊歩道を歩きながら龍馬の
33年の心の軌跡に思いを馳せていた。
 下士という低い身分の生まれであることを心の中で受け入れ、脱藩してまで
故郷を去り、自分を磨いていった龍馬の人生を垣間見た旅だった。

 
 桂浜公園の屋上(写真左)から見た桂浜は晴れていればとてもすばらしい、美しい景観であるが、曇って
いた。
 でも、時代を駆け抜けて行った龍馬が愛した故郷・桂浜の歴史を知ることができてよかった。

 
写真左はバイオリンでコラボレーションして下さった山崎ちひろ様
2011・11月2日
 * 午前8時、四国へ出発。
   鹿児島空港から大阪・関西(伊丹)空港を経由して、11時50分に高知に到着。
   JDS高知支部の三谷様が高知空港にお迎え下さっていた。市内のレストランで昼食。
   昼食後、三谷様のご案内で「モネの庭・マルモッタン」へ行く。

  
 香川・高松での講演は初めてであったが、私の拙いスピー
チを会場に足を運んで下さった多くの方たちが熱心に静かに
聞いて下さり、とても嬉しかった。
 今回の講演会では父と私の講演の間に休憩を入れ、その
間に子ども達を入れて絵本の読み聞かせと詩の朗読を最後に
もってくるという橋本先生の企画だった。
 私たち家族にとって初めての経験だったが、私自身も安心し
て絵本と詩の朗読で蔵本由佳様のヘルマンハープとのコラボ
レーション(写真左上)ができた。ヘルマンハープのとても美し
い音色に横で朗読していた私も胸がなった。大感激(^^)
 高知での講演会を無事成功のうちに終え、JR土讃線で香川へ。
 買ってあった弁当を食べながら列車に揺られて秋の香川の自然や景色を満喫。
 終着駅・高松駅に到着。JDS香川支部の橋本先生が駅に迎えに来て下さっていた。
 18年前の2000年にフランスに行き、私たち家族にとって
唯一心残りだったのがモネの庭だった。
 パリから遠く離れたジヴェル二―という所にモネが愛した庭
があるのだが、残念ながら家族三人の足では行けなかった。
 高知にモネの庭(写真左)があると聞き、講演旅行も兼ね
て三谷様のお車で北川村モネの庭マルモッタンへ。
 モネの庭には三つの庭があり、そのひとつ・水の庭にはフラン
スのモネの庭から移した睡蓮があった。

 
 講演会だけではなく、会場でのとても懐かしい方々との再会もあり、嬉しい気持ちにな
った。
 22年前の98年に大学を卒業したばかりの私を2000名を超える障害者歯科学会
の講演にお招き下さった元徳島大学教授の西野瑞穂先生、私たち家族の本「走り
来れよ・・・・」を読まれて22年前から毎年に干支(えと)の壁掛けなどを送って応援して下
さった、まだお会いしたこともない元養護学校の先生・中野雅俊先生にお会いでき、長
年の思いを果たすことができた。
 また、2008年の岡山県臨床心理士会での講演会から12年の月日が経って会場
に“派遣のヒロさん”こと有富様ご家族とお会いしたのだった。
 久しぶりにお会いでき、つややかな顔つきの尋紀くんの元気そうな笑顔に出会えてとて
も嬉しかった。
 この日は天気もよく、秋の陽ざしに輝く庭園がとてもきれいだった。
 国の指定名勝の公園だけあって、観光で高松へ来ている人達のほとんどは県外からだ
った。
 栗林公園のなんとも言えない美しさと広さに圧倒されながらも、都会の喧騒(けんそう)を
忘れさせてくれるような雰囲気で静かに浸ることができた。
 途中で足を蚊に刺されるというハプニングもあったが、これも一つの体験となった。(^^)

 
 園内を回りながら庭の美しさや広さはもちろんのこと、この公園の歴史もまた勉強になった。
 まだほかにも私たち家族を連れて行きたいところがあるという橋本先生のご意向があり、できるだけ
早い時間帯で栗林公園を後にしようとした。でも、せっかくはるばる鹿児島から香川(高松)に来た
ので公園を出る前に橋本先生と園の入口前の橋でパチリ。(写真左) 
 家族三人の人生の中で初めて行った所の一つとなり、忘れられない思い出ともなった。案内して下
さった橋本先生に感謝!
 私が見た先生の、息子さんや娘さんのことなど、たくさん話されるお姿は一人の人間として母親と
して輝いているようだった。

   
 モネの庭を満喫して、講演旅行初日の宿の高知共済会館に行く。
 初日と二日目はこの会館に二泊。静かな雰囲気で泊まれて、とても素敵なホテルだった。
 パリでの想い出に浸りながら、モネの庭の階段を降りていった。
 庭べりや階段沿いの花々がきれいだった。私の人生の中で何よりのプレゼ
ントとなった。
11月5日
 講演旅行三日目の夜は石あかりの館花樹海に一泊。
 瀬戸内海の夜景を見ながら屋上にあるお風呂で旅の疲れを取る。
 夕食が部屋食だったので、夜景を見ながらの夕食は格別なものだった。とても素敵な宿だった。
* 昼食は橋本先生がうどんを食べに連れて行って下さった。香川と言えば讃岐うどんが本場
 で、どの食堂に行ってもうどん。まさに「うどん県」と言われるほどだ。
  昼食後、講演会場へ
11月3日
つづく
 JDS高知支部・人権啓発講演会(高知共済会館・3階大ホール「桜」)

 講演会場が同じ会館内ということもあって、心強く思いながら安心してスピーチすることができ
た。
 高知での講演は初めてであったが、私の拙いスピーチを会場に足を運んで下さった皆様が
熱心に静かに聞いて下さってとても嬉しく思った
11月3日
写真上は会場の様子
 
 後日、支部長の矢野様
からアンケートが送られて
くる。その一部を紹介する。 
 中野先生とツーショット。後ろに
見えるのは西野先生。
 できたら西野先生を交えて三人
で撮ろうと思ったが、列車の都合で
気づいたらもうすでに会場を後にされ
ていた。
栗林公園の池のほとりで
 JDS香川支部講演会(かがわ総合リハビリテーションセンター 第1,2会議室)
* 橋本先生のご案内で栗林公園へ。
  美しく、静かな公園、広さは偕楽園(茨城県)や後楽園(岡山県)、兼六園(石川県)と匹
 敵すると言われるように広く、樹木も池もすばらしかった。
11月4日
* 午後から始まる講演会を前に、午前中のうちに坂本龍馬の故郷・桂浜へ。
  あいにくの雨だったが、桂浜の海は穏やかだった。
 

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